DTMをするにあたって必要な物を紹介するコーナーの第4回目となります!
今回は、”モニターヘッドホン”を解説します。
・モニターヘッドホン
優先度(最高で星5つ):★★★★
より細かい音の編集作業をする際、必ず用いるのがヘッドホンです。1つの音をより細かく編集したり、ミックスの段階での微調整をしたりするときにとても役立ちます。
Part3「モニタースピーカー編」の補足事項でも書きましたが、DTMに使用するスピーカーやヘッドホンは、原音に忠実な音(味付けの少ない音)を鳴らすものを使うというのが鉄則となっています。
ここからは個人的な意見ですが、ヘッドホン選びはスピーカー選びよりも慎重に進める必要があると思います。というのも、モニターヘッドホンはそのメーカーや機種によって特性がかなり異なると感じています。ですので、可能であれば実際に試聴してから購入することをお勧めします。
さらに個人的な意見を続けます。
「モニターヘッドホン」をネットで調べると、かなりの割合でこう書かれています。
”「定番は、MDR-CD900STだ!」”
”「MDR-CD900STを買えば問題ない! 迷ったらこれ!」”
...このMDR-CD900STはどのようなシロモノかというと、
・発売開始は1989年。
・それ以来、あらゆるレコーディングスタジオの現場で使われている。
・テレビ・ラジオの放送局なんかもこれを使用している。
と、まさに”業界標準”のヘッドホンです。
しかし、これもまた個人的な意見になりますが、このMDR-CD900STは低音をうまく鳴らしてくれない印象が強かったです。(もっと言うと、高音も妙に刺さりすぎてる気がします。正直、これではミックス出来ないなと思いました。)
あくまで推測ですが、90年代と現在では「流行りの音域」が違うのではないでしょうか。現在はEDMを中心に、低音も重視した楽曲が数多く制作されています。そしてEDM等のダンスミュージックでは、キック(バスドラム)の鳴り方が非常に重要です。低音成分の多いキックの音を十分にモニター出来ないと、ダンスミュージック制作の際に圧倒的に不利になります。
このようなことが理由で私はMDR-CD900STを使っていません。
「ダンスミュージック(電子音)に強くて低音もしっかりモニター出来て、高音も刺さりすぎないけどしっかりモニターしたい!おまけに生音もちゃんと鳴らして欲しい!」
そんなワガママな要望を満たした、現在私が使っているヘッドホンを紹介します。
・Roland製 「RH-300」
このRH-300こそ、迷ったらこれ買っとけと言える逸品だと思います!
価格はおよそ1万3000〜1万5000円程度です。
公式サイトには電子楽器に最適とありますが、オールマイティに、どのジャンルでも対応できると思います。
以上がモニターヘッドホンについての説明となります。
(今回は個人的な意見が多かったですね・・・)
2015年11月29日日曜日
2015年11月27日金曜日
DTMの始め方 Part3 〜モニタースピーカー編〜
DTMをするにあたって必要な物を紹介するコーナーの第3回目となります!
今回は、”モニタースピーカー”を解説します。
・モニタースピーカー
優先度(最高で星5つ):★★★★
DTMをするには、音を出力する必要があります。ですがノートパソコン付属の貧弱なスピーカー等では当然良い編集ができません。そのため、DTMに適したスピーカーを用意する必要があります。DTMに適したスピーカーは、一般に「モニタースピーカー」と呼ばれます。
ですので購入する際、基本的には「モニター」という肩書きのスピーカーを探せば良いということになります。
ここで、現在私が使用しているモニタースピーカーを紹介したいと思います。
・FOSTEX社製 「PM0.4d」
FOSTEXのスピーカーは、比較的低価格にもかかわらず高品質です。これよりワンランク下の「PM0.3」もオススメです。PM0.3の値段は、なんとペアセットで1万円切ります(笑)
(2015.11.27に確認)
以上がモニタースピーカーについてのザックリとした解説です。
ここからは補足事項などをダラダラと書きますので、より詳しく知りたい人はどうぞお付き合いください!
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・音を出力するモニタースピーカーですが、次のような疑問を持つ方がいるかもしれません。
「ヘッドホンの方が細かい音を拾えるし、ヘッドホンさえあればスピーカーはいらないのでは?」
この疑問に対する答えをいいます。
「いいえ、スピーカーは必要です!」
その理由を書いていきます。
まず、ヘッドホンで聴く音とスピーカーで聴く音は、同じではありません。スピーカーから聴こえてくる音は、そのスピーカーからの距離や、スピーカーを置いている空間の影響を受けています。
楽曲を編集(ミックス作業)する際は、その空間での聴こえ方も考慮して作業を進めます。「ヘッドホンで聴くと問題ないけど、スピーカーで聴くと音が干渉してしまい不快な感じがするから修正しよう」なんてことはよくあります。市販のCD音源をイヤホンで聴いてもスピーカーで聴いても不快に思わないのは、このような作業を経ているからなのです。
空間での音の広がり方・ステレオ感はスピーカーでなければわかりません。DTMを始める皆さん、スピーカーは買いましょう!
・また、次のような疑問も出てくるかもしれません。
「自分はいい音のするスピーカーを持っているから、モニタースピーカーを買う必要はないのでは?」
実は必ずしも、”いい音が鳴る” イコール ”モニタースピーカー” というわけではありません!
モニターを意識していないスピーカーは、人が市販の曲を聴きやすいようにあらかじめ調整されています。曲を編集する際は、なるべく味付けの少ないスピーカー(←これこそがモニタースピーカーの位置付けです)で作業するのが鉄則です。気になる方は一度モニタースピーカーの音を実際に聴いて、自分の持っているスピーカーの音と比較してみて下さい。モニタースピーカーは、大きな家電量販店や楽器店で試聴できると思います。
まあ、たまにモニター用と書いていなくても味付けが少なく、モニター寄りの音がするスピーカーがあったりしますが笑
いかがでしたでしょうか?
以上でモニタースピーカーについての説明は終了です。
2015年11月26日木曜日
DTMの始め方 Part2 〜オーディオインターフェイス編〜
DTMをするにあたって必要な物を紹介するコーナーの第2回目となります!
今回は”オーディオインターフェイス”を解説します。
↑現在使っているオーディオインターフェイス
・オーディオインターフェイス
優先度(最高で星5つ):★★★★★
買いましょう。DTMやる人は、つべこべ言わずに買いましょう!(笑)
それぐらい大事なモノです。
オーディオインターフェイスの主な役割は、マイクとパソコンをつなげることです。
また、実際にマイクで歌声や楽器を録音するとき、音を入力してからパソコン側に反映させるまでの遅延(レイテンシー)を少なくすることができ、ストレスなくリアルタイムレコーディングできるメリットもあります。
ここで、「自分はマイク使わないからオーディオインターフェイスいらない」と判断される方もいると思いますが、それは正しいとは言えません!その理由を以下に書きます。
・出力される音にノイズが混ざりにくくなる。(音が良くなる!)
・スピーカーとヘッドホンの音量を別々に調節できる。(※機種による)
・プロも使っている音楽制作ソフト(DAW)の機能限定版がタダでついてくるものが多い。
メリットだらけです。とくに、機能限定とはいえDAWが無料で手に入れられるというのは本当にすごいことだと思います。
ではここで、私の使用しているオーディオインターフェイスを紹介します!
・Steinberg製 「UR22(初代)」
私はSteinbergの回し者じゃありませんが、迷ったらこれ買っとけと言えるレベルでオススメです。
※2015.11.25現在、「UR22 mk2」という、UR22(初代)の後継機種が発売されているらしいですが、mk2は不具合が出やすいという報告がちらほらあります。おそらくメーカー側の対応はしてくれるでしょうが、注意は必要です。心配な方は「UR22(初代)」や「UR12」を購入することを勧めます。ちなみにUR22もUR12も、基本的な性能はほとんど変わりません。
私が「UR22(初代)」を使っていて良いと感じるところは、
・24-bit/192kHz 対応(最高品質の録音・再生が可能ということです。)
・YamahaのD-PRE搭載(マイクプリアンプというものが搭載されている。要するに良い音で録音できる。)
・外側の材質が金属(衝撃に強いし、何よりカッコイイです。)
・電源供給はUSB。外部電源は不要です。
・48Vファンタム電源搭載(コンデンサーマイクという、非常に繊細な録音ができるマイクを接続可能ということ。)
・Hi-Z対応(マイク以外にも、エレキギター・エレキベースが接続可能。)
・スピーカーとヘッドホンの音量を別々に調節できる。
・「Cubase」という音楽制作ソフトの機能限定版がタダでもらえる。
...素晴らしい。笑 ちなみに私がこのUR22(初代)を買った時の値段は1万5000円程度でした。
最後になりますが、オーディオインターフェイスを購入する際の注意点は、
・入出力端子などを確認する。
・必要な機能がそろっているか確認する。
・使っているOSに対応しているか確認する。
これらが大切だと思います。
以上がオーディオインターフェイスについての説明となります。
2015年11月22日日曜日
DTMの始め方 Part1 〜パソコンを準備する〜
↑私の制作環境
DTMをするにあたって必要となる機材を、「DTMの始め方」と題してまとめておきたいと思います。
これからパソコンを使って作曲や「歌ってみた」に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください!!
では、早速解説していきます。
・パソコン
優先度(最高で星5つ):★★★★★
パソコンで作業するため、これは欠かせません!(笑)
Mac/Winどちらでも大丈夫です。が、個人的にはMacをお勧めします。
私がDTMをはじめた頃は手持ちのWindows機で作業していましたが、1年ほど前にMacを購入し、現在はMacを使って作業しています。そして感じたことは、
・DAW(編集ソフト)を扱う際、Macの方が安定感がある。(ほとんどフリーズしたことがありません)
・Macの方が周辺機器の接続が簡単かつ確実。
・Macは外見・中身ともにデザイン性が高く、モチベーションが上がり、良い曲を作れそうな気持ちになる。(これ実はとても大事。実際に作曲してみるとよく分かります笑)
(・ぶっちゃけ、Office関連とPCゲーム以外はMacの方が優秀だと思う。)
これらがMacを勧める主な理由です。
スペックは経験上、CPUがCore i5以上・RAMが4GB以上のものをお勧めします。(Mac/Winどちらにしても)
ノート型であれば外出先での録音・編集ができます。デスクトップ型であれば、同じスペックで比較するとノート型より安い値段で購入できたり、拡張性の高さを生かして後からスペックを上げることも可能です。自宅での作曲がメインの場合、デスクトップ型が良いと思います。私もMac Miniというデスクトップ型Macを使用しています。
ちなみに、Windowsを購入する方は、パソコンをBTOショップで購入することを強く勧めます。家電量販店で売られているパソコンはスペックを選びにくいだけでなく、不必要なソフトがたくさん入っており、DTMには向きません。BTOショップについての詳しい説明は、ここでは省略しますので、分からなければネットで調べてみてください。
以上がDTMをするためのパソコンについての説明となります。
ちなみに、Windowsを購入する方は、パソコンをBTOショップで購入することを強く勧めます。家電量販店で売られているパソコンはスペックを選びにくいだけでなく、不必要なソフトがたくさん入っており、DTMには向きません。BTOショップについての詳しい説明は、ここでは省略しますので、分からなければネットで調べてみてください。
以上がDTMをするためのパソコンについての説明となります。
2015年11月15日日曜日
公開した曲「リバース」についてのあれこれ
・Cubase付属音源しか使っていません。
・エフェクトもCubase付属のものしか使っていません。
・作曲・Mixに関する知識が少し増えたため、今回はかなり細かい所までこだわって編集できました。
・追加音源インストールするかも。でもエフェクトについてはCubase標準のものでやっていける気がする。
・次回は明るい曲作ります!笑
ちなみに「リバース」というタイトルですが、
リバース
re birth 生まれ変わる・再生・復活 ←希望
reverse 「裏」切り・裏返し ←絶望
という意味合いを込めてつけました。
2015年11月10日火曜日
私がDTM(作曲)を始めたきっかけ
私が作曲を始めるまでの出来事を時系列順にざっくりまとめると、こうなりました。
インターネット文化に足を踏み入れる
↓
ニコニコ動画にハマる
↓
「初音ミク」という文字を何度も目にするようになる。
↓
詳しく調べ、初音ミクはVOCALOIDという歌声合成ソフトウェアだと知る
↓
初音ミクを使ったオリジナル曲がニコニコ動画等に公開されていることを知る。
↓
アマチュアの方がたくさん作品を投稿していることを知り、自分も作曲してみたいと思うようになる。
↓
作曲ソフトなどをそろえ、作曲(DTM)活動を開始
「作曲」というと、音楽に精通したプロの人だけができるというイメージがありましたが、VOCALOIDという領域ではプロアマ問わず様々な人が作品を投稿していることもあり、今では作曲するということが、より身近に思えるようになってきていると思います。
実際に作曲していても分かりますが、本当にド素人でも作曲できます。楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても、音感が無くても、音楽理論が分からなくても大丈夫だと思います。(そのかわり、良い作曲ソフトは絶対に必要ですよ!)
作曲に必要な機材等は、また別の記事にまとめておくつもりです。
今回はこの辺で。
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