2015年11月27日金曜日

DTMの始め方 Part3 〜モニタースピーカー編〜

 DTMをするにあたって必要な物を紹介するコーナーの第3回目となります!
 
 今回は、”モニタースピーカー”を解説します。


 ・モニタースピーカー
 優先度(最高で星5つ):★★★★

 
 DTMをするには、音を出力する必要があります。ですがノートパソコン付属の貧弱なスピーカー等では当然良い編集ができません。そのため、DTMに適したスピーカーを用意する必要があります。DTMに適したスピーカーは、一般に「モニタースピーカー」と呼ばれます。
 
 ですので購入する際、基本的には「モニター」という肩書きのスピーカーを探せば良いということになります。

 ここで、現在私が使用しているモニタースピーカーを紹介したいと思います。



 ・FOSTEX社製 「PM0.4d」
 
 FOSTEXのスピーカーは、比較的低価格にもかかわらず高品質です。これよりワンランク下の「PM0.3」もオススメです。PM0.3の値段は、なんとペアセットで1万円切ります(笑)
(2015.11.27に確認)

 以上がモニタースピーカーについてのザックリとした解説です。

 ここからは補足事項などをダラダラと書きますので、より詳しく知りたい人はどうぞお付き合いください!
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・音を出力するモニタースピーカーですが、次のような疑問を持つ方がいるかもしれません。
 「ヘッドホンの方が細かい音を拾えるし、ヘッドホンさえあればスピーカーはいらないのでは?」

 この疑問に対する答えをいいます。
 「いいえ、スピーカーは必要です!」
 その理由を書いていきます。
 
 まず、ヘッドホンで聴く音とスピーカーで聴く音は、同じではありません。スピーカーから聴こえてくる音は、そのスピーカーからの距離や、スピーカーを置いている空間の影響を受けています。
 楽曲を編集(ミックス作業)する際は、その空間での聴こえ方も考慮して作業を進めます。「ヘッドホンで聴くと問題ないけど、スピーカーで聴くと音が干渉してしまい不快な感じがするから修正しよう」なんてことはよくあります。市販のCD音源をイヤホンで聴いてもスピーカーで聴いても不快に思わないのは、このような作業を経ているからなのです。

 空間での音の広がり方・ステレオ感はスピーカーでなければわかりません。DTMを始める皆さん、スピーカーは買いましょう!



・また、次のような疑問も出てくるかもしれません。
 「自分はいい音のするスピーカーを持っているから、モニタースピーカーを買う必要はないのでは?」

 実は必ずしも、”いい音が鳴る” イコール ”モニタースピーカー” というわけではありません!
 モニターを意識していないスピーカーは、人が市販の曲を聴きやすいようにあらかじめ調整されています。曲を編集する際は、なるべく味付けの少ないスピーカー(←これこそがモニタースピーカーの位置付けです)で作業するのが鉄則です。気になる方は一度モニタースピーカーの音を実際に聴いて、自分の持っているスピーカーの音と比較してみて下さい。モニタースピーカーは、大きな家電量販店や楽器店で試聴できると思います。
 
 まあ、たまにモニター用と書いていなくても味付けが少なく、モニター寄りの音がするスピーカーがあったりしますが笑

 
 いかがでしたでしょうか?
 以上でモニタースピーカーについての説明は終了です。

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